ルーメン・ルクス・カンデラの違いを理解して理想のLEDを見つけよう!

こんにちは。えこじじいの店のゆうとです。
今日のテーマはライトの明るさについてです。
懐中電灯やLED電球などの商品ページやパッケージでよく見られる○○lm (ルーメン)という表記。
なんとなく数値が大きければ明るいんだろうなと思っているけど、詳しくは知らないという方は多いはず。
明るさの表記にはlx (ルクス)、cd (カンデラ)なんていう単位もあってややこしいですよね。
しかし、それぞれの単位がどういう測定方法で導き出されているかが分かればもう惑わされません!
LEDの明るさについて正しく理解し、自分の理想的な商品を見つけられるようになりましょう!
明るさの単位を理解する
電球の性能はルーメン(lm)
ルーメンは全光束(ぜんこうそく)の単位です。全光束とは光源(電球)が発している光の総量のことをいいます。電球が発する光は一方向ではなく全方向に拡散します。その拡散する光をすべて合計した量がルーメンで表されるのです。
つまり、ルーメンという単位は「電球の性能」の指標となるものであり、照らす場所の明るさを示すものではないということ!懐中電灯の明るさはルーメンでは分かりません。
照らされた場所の明るさはルクス(lx)
ルクスは照度の単位です。照度とは光源が発した光が照射対象(壁や床など)に当たった明るさを数値化したものです。ここで重要になってくるのが電球が発する光を遠くに飛ばすための「リフレクター」や「レンズ」と呼ばれる光学装置。このパーツの性能によって、同じルーメンの電球を使ってもルクスの値は大きく異ります。ルーメンの値が大きい電球を使っていても、その他の作りが粗悪な懐中電灯はあまり明るくないのです。
このルクスという単位は照らされた場所の明るさなので測定距離で数値が全く変わります。光源から何m離れた地点での測定結果なのかが記されていなければ、懐中電灯の正確な性能がわかりません。
懐中電灯の性能はカンデラ(cd)
カンデラは「光源から特定の方向へ放射される光の明るさ」の単位です。カンデラはルクス×距離の2乗で算出することができます。
カンデラは照射角度によって値が変動します。照射角が大きい場合は光の拡散する範囲が広くなり、光源から放たれる光は暗く(カンデラの値が小さく)なります。反対に照射角が小さい場合は光の拡散する範囲が狭くなり光源から放たれる光は明るく(カンデラの値が大きく)なるのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。それぞれの単位がどこの明るさを示しているのかが分かれば、混乱することはなくなると思います。
これからLED電球や懐中電灯を買うときに、この記事が参考になりましたら幸いです。
-
前の記事
SPU(スーパーポイントアップ)が13倍から14倍に!! 2018.07.13
-
次の記事
電田池彦のでんち入門 [2次電池とは] 2018.08.15