これからドローンを始める人に!必ず知っておくべき基礎知識

ある日突然居なくなり、興奮気味に帰ってきたシャチョウ。
なぜドローン?と思いつつも立ち上がったのは不純な動機が隠し切れない4人のスタッフ。
こうして始まったえこじじいの店【 ドローン部 】
もちろん誰一人触ったことすらありません。
知識も経験もゼロから始めて、どこまでドローンで遊べるのか…???
今後この「えこじじいの家」では活動報告兼、全くの初心者が知っておくべき知識をみなさんと共有しつつも覚えるために、「ドローン部」にてドローンに関する記事を更新していく予定です。
早速ですが、今日は飛ばす前に知っておきたい知識をまとめました!!
※2018年9月現在の情報です。
そもそもドローンってなに?
一言でいってしまえば無人のミニ飛行機!。定義がはっきりと決まっているわけではないですが一番しっくりきたのはこれ。
操縦士が乗らない、無人飛行機のこと。英語の「雄ミツバチ」から転じた。大きさは、全長10センチ程度の小型のものから、30メートル超の大型のものまであり、ヘリコプターや飛行船の形をしたものもある。
もともとは、偵察や空爆など、軍事目的の開発から始まり、米国がパキスタンなどで、イスラム原理主義組織であるタリバンの幹部らを攻撃するのに使用したことから、世界的に注目されるようになった。
30m級の大型も無人飛行機であればドローンと呼ぶのには驚きですね!
資格は必要なの?
ドローンといえば資格が必要!と思い込んでいたのですが、どうやらそんなことはないそうです!
資格・知識が必要な条件
- ドローンの重量が200g以上
- ドローンの本体に取り付けたカメラの映像を、ゴーグルで見ながら操縦する(!)
この2つ以外であれば、誰でも飛ばせてしまうんです!!
マルチコプターなどに使用される「2.4Ghz」は無資格で操縦できますが、ドローンのスピードをリアルタイムで共有するためには「5.8Ghz」が必要不可欠!
とりあえず飛ばしてみたい!って方は200g以下のドローンを買えば問題ありません。
200g以上も資格は必要ありませんが、「航空法」という法律の対象になります。
とはいえ資格が必須なわけではないため、誰でも買えてしまうのが悪くもあり良くもあるところ。
実際、Amazonで「ドローン」と検索し、上位にあるドローンを見てみると…
何も知らずに飛ばしていると航空法の違反、つまり犯罪になってしまう恐れも。
また、200g未満だからといっていつでもどこでも飛ばしていいわけではありません。最低限の知識は必要不可欠!!
最低限知っておかなければならないことを見てみましょう。
守らなくてはいけない7つのお約束
200g未満のドローンを飛ばすに当たって、最低限守らなくてはいけないお約束を7つ解説していきますね!
- 航空法
- 道路交通法
- 港則法
- 電波法
- 小型無人機等飛行禁止法
- 文化財保護法
- プライバシー・肖像権や個人情報保護法
航空法
200g以下の機体は「模型航空機」として、ざっくり言うと❝おもちゃ❞として分類されるため、対象外になる…かと思いきや1つだけ!守らなくてはいけないことがあります。
第九十九条の二:何人も、航空交通管制圏、航空交通情報圏、高度変更禁止空域又は航空交通管制区内の特別管制空域における航空機の飛行に影響を及ぼすおそれのあるロケットの打上げその他の行為(物件の設置及び積載を除く。)で国土交通省令で定めるものをしてはならない
つまり、飛行機の邪魔をしてはいけないという決まり。これは…当然ですよね。
道路交通法
飛行機同様、車の邪魔も危ないのでしてはいけません。「道路交通法」ではドローンに対する記載がはっきりあるわけではないですが、
第七十六条:何人も、信号機若しくは道路標識等又はこれらに類似する工作物若しくは物件をみだりに設置してはならない。
とのことなので最低でもドローンの離発着・道路を横切るなどの妨害行為は違反とみてやめておきましょう。
港則法
道路交通法と同じく、船舶交通の邪魔をしてはいけないという内容の法律になります。
電波法
ドローンのように電波を発信する機器全てに必要なのが技適マーク。
「この電波を発する機器は、日本の電波基準に適合させて作りました。」という総務省の許可をもらった商品に付くマークです。
機種によっても異なりますが、コントローラーの裏側についていることが多いです。
ちゃんとしたお店で買えば問題ないですが、並行輸入品や信用のないお店で買うと技適マークがついていない、つまり法律違反になってしまう恐れがあるのです!
また、技適マークがついているものを自分で改造する際も必ず申請が必要になります。
小型無人機等飛行禁止法
国の重要な施設である国会議事堂や内閣総理大臣官邸などの対象地域~周辺300mでの飛行は禁止です!!
テロ対策でもあるため、違反した際は懲役1年以下・罰金50万円以下の刑事罰(直罰)になることも。東京に住んでいる方は特に注意しましょう。
文化財保護法
国の重要な重要文化財を守るために作られた法律です。
飛行を禁止していない地域もありますが、万が一傷をつけてしまった場合は懲役5年以下・罰金30万円以下の刑事罰になります。飛ばしたい気持ちも分かりますが、初心者のうちはやめておきましょう。
プライバシー・肖像権や個人情報保護法
機体の重さに関係なく適用されるのがこの民法。
意図的に人や家を撮るのは盗撮のためもちろんダメですが、風景を撮る際たまたま映り込んでしまった場合は総務省の定めたガイドラインに記載のある
- 住宅地にカメラを向けないようにするなど撮影態様に配慮すること
- プライバシー侵害の可能性がある撮影映像等にぼかしを入れるなどの配慮をすること
の2つ、つまり配慮を忘れるな!ってことを胸に刻んでおきましょう。
お約束は以上になります。
200g以上の機体を飛ばすとなると、もっ~と深い知識が必要になります!!
我々ドローン部がチャレンジ次第、また更新していきますね。
飛ばせる場所は?
先ほども記述した通り、飛行機・船・車や人の邪魔をするような場所では飛ばせません。
人のいない河川敷・山・川当りで飛ばすのが良いですね!
さて、ここで意外と気を付けてほしいのが公園。地方自治体によっては、公園内でのドローン飛行を禁止しているところもあるんです。
実際、東京都・大阪府の場合、許可なしでは全ての公園が不可。
その他も愛知、京都、北海道など多くの地域でも一部の飛行を禁止しています。
各都道府県や市区町村毎にルールが異なりますので、予めHPなどで調べるか、電話にて問い合わせましょう。
しかし逆にドローンの運用を推進している場所、「ドローン特区」もあるんです。
特に有名なのがこの3箇所。
中でも徳島県那賀町はドローンが飛ばせる場所をまとめたマップをオススメポイントと共に掲載するなどかなり丁寧なんです!
滝やキャンプ、ダムなど施設も充実しているので、操縦できるようになったら是非とも訪れてみたいです。
初期費用はどれくらい?
これは調べるよりも聞いた方が早い!ってことでシャチョウが実際にドローンのプロに会い、おすすめを聞いてきました。
購入したのはバッテリーとリモコンが付いたフルセットは23,400円ですが、本体自体は12,800円というお手頃価格。
本体さえあればとりあえずは遊べるので最低限の初期費用はたったの12,800円ってことになります!!!
Ryze Tech Tello 本体
Ryze Tech Tello 空撮トレーニングセット
実際に触ってみた様子は次回、さばかんさんがレポしますね!お楽しみに。
プロが勧めるなら間違いない!ということで暫くはこの「Ryze Tech Tello」で遊んでみようと思います。
最低限知っておかなければいけない知識は以上になります。
とにかく人に迷惑をかけないよう遊びましょうってことですね。
FacebookやInstagramも始めたので、ドローン好きの皆さん色々教えてください~(`・ω・´)
-
前の記事
電田池彦のでんち入門 [2次電池とは] 2018.08.15
-
次の記事
コスパ最高の初心者向けドローン「TELLO」が届いたのでレビューします! 2018.09.22